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FXが人気になる5つの理由

FXが人気になる5つの理由

FXは個人でも手軽に始められる投資として、投資初心者から上級者までとても人気があります。
インターネットや雑誌でも、FXについての記事や広告が数多く掲載されていますが、その人気ぶりは日本国内の投資商品の中でもトップクラスです。人気になった背景には様々なものがありますが、株式投資や投資信託にはない独自の優位性がたくさんあることが大きな理由となっています。

 

理由その1:FXは24時間取引が可能

FXは株式投資とは違い、土日や休日を除いては24時間取引が可能な取引です。
日中仕事で忙しいサラリーマンや主婦でも、自分の時間に合わせて取引ができるのが人気の理由となっています。また、日本時間の夕方から深夜にかけてはロンドンとニューヨークの株式市場が続いて開き、活発に取引がされる時間でもあるため、値動きを狙いやすい時間帯となっています。

 

理由その2:FXは少額から投資ができる

FXは、個人口座であれば手元の資金の最大25倍までの取引が可能になります。たとえば手元に10万円あるとすると、最大250万円分の通貨が売買できることになります。株式投資では信用取引を利用しても最大3倍ですので、FXは非常に資金効率に優れています。FX会社によっては最低数千円から取引できる会社もあり、それぞれに合った投資資金で始めることができます。

 

理由その3:FXの取引コストは他の投資商品よりも抜群に安い

FXは他の投資商品や外貨預金と比べて、取引コストは比較にならないくらい安いことが魅力の1つです。
まずは売買手数料ですが、株式投資では一般的に1回の取引で数百円~数千円必要なのに対し、FXはほとんどの会社が無料としています。しかしFXにはその代わりとなるものに「スプレッド」があります。スプレッドとは通貨を売買するときの買値と売値の差ですが、差が狭い方が投資する側にとって有利になります。手数料の代わりとなると気にする人も多いですが、昔と比べてスプレッドは10分の1以下にもなっており、最近のFXは魅力的な取引環境が整っています。

 

理由その4:FXは上がっても下がっても利益が出せる

FXは「買い」からエントリーすることはもちろんのこと、「売り」からもエントリーができます。
株式投資でも信用取引であれば「売り」から始めることはできますが個人では銘柄の限定されており、また大きな資金を必要としてしまいます。FXの場合は資金に関わらず自由に「売り」や「買い」のエントリーができるため、上昇相場に加えて下落相場も狙うことができることも人気の理由となっています。

 

理由その5:FXは口座開設がとても簡単にできる

FXの口座開設はオンラインで簡単にできます。最近では申し込みをした日の翌日から取引が可能な会社もあり、手続きもとてもスピーディです。さらにFX会社によっては口座開設に様々なキャンペーンや特典を提供しており、口座を開設して条件を満たすだけでキャッシュバックを受けることもでき、口座開設をする人が年々増えている傾向にあります。

 

 

FXの5つのリスク

FXの5つのリスク

FXは元本が保証されている取引ではないためリスクについては知っておく必要があります。投資にはリスクはつきものですがFXも例外ではありません。知らなかったでは後ほど困惑しますので、これからご紹介する5つのリスクをしっかり理解したうえで取引をしましょう。

 

為替変動リスク

為替相場は値幅制限もないため、短期間で大きく変動することもあります。それが利益になれば良いのですが、予想とは逆に動いてしまった場合は大きな損失にもなりかねないので対策はしっかりしておきましょう。

なお、FX会社には「ロスカットルール」という投資家が安全に取引を行えるルールが設けられていて、このルールのおかげで、一定以上の損失が出た場合に、それ以上損失が拡大しないようになっています。
つまり投資家の資金を守ってくれるのがこのロスカットルールなのですが、ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資金以上の損失が発生する可能性があることには注意しましょう。

 

金利変動リスク

FXの利益の出し方には、値動きによるものとは別にスワップポイントによる利益の出し方があります。スワップポイントを目的としてFXを始める人も多いかと思いますが、スワップポイントは各国の金利政策を反映しておりますので金額は日々変動しています。また取引の仕方によっては受け取るはずのスワップポイントを支払うことになる場合もありますので注意が必要です。日々のスワップポイントの金額は各FX会社がスワップカレンダーを開示していますので確認するようにしましょう。

 

流動性リスク

FXでは注文は条件が揃えばすぐに約定されるのが当たり前ですが、ごく一部のマイナー通貨の場合はそうでないこともあります。売買は基本的に買いたい人と売りたい人がいて成り立ちますので、よほど流動性がない状態の通貨ペアがあれば売買を維持できないこともあります。それが万が一、持っているポジションを決済できないとなると大問題です。取引をするときはなるべくメジャーな通貨ペアを選択した方が良いのかもしれません。

 

オンラインリスク

今やスマートフォン1つでFXができるようになっているので、このリスクはとても注意しなければなりません。為替には直接関係はありませんが、万が一、取引に使っているパソコンやスマートフォンが壊れたり電池が切れたりしたとき、決済したくてもできないということもあります。そういった事態に備えて常にOCOで決済注文を入れておくなどして対策を講じておきましょう。

 

信用リスク

当サイトで紹介するFX会社のほとんどは、店頭FX取引です。つまり、取引所で行なわれる証券取引や先物取引などとは異なり、FX会社が取引における投資家(ユーザー)の相手方(カウンターパーティ)として行動する、相対取引によって行なわれます。

相対取引は証券取引や先物取引などの取引所取引と比べて規制が少ないため、それらとは異なる独自の規制に基づいて管理されます。そのような性質から相対取引では、取引の執行を当事者同士の信頼に依存する部分が取引所取引よりも多くなります。投資家(ユーザー)はFX取引を開始する前に、取引の性質とリスクについて理解する必要があります。

 

 

為替相場が動く5つの要因

為替相場が動く5つの要因

為替相場が変動する要因には様々なものがあり、その国々のあらゆる経済行動が通貨に影響を与えています。あまりにも変動する要因が多いため「為替相場はこれが要因で動いている!」とどれか1つに絞ることも「この要因で相場は必ず動く!」とも断定することもできません。しかし動く可能性の高い事柄を知っているのと知らないのでは予想に大きな違いが出てきます。その中でも特に動きやすい代表的な5つの要因をご紹介します。

 

金利の変動による要因

多くの場合、金利が高くなった国の通貨は買われやすくなります。というのも金利が高い通貨があれば、世界中の投資家がその通貨に換えてお金を運用したいと考えるからです。逆に金利が低くなった場合、通貨は売られてしまいます。そのため為替相場への影響力が特に強く、各国の政策金利が発表されるときには注目が集まります。

 

株価の変動による要因

「ドル円は日経平均株価やNYダウと連動した動きをしやすい」とFXの世界では言われていますが、実際のところ株価と為替相場には切っても切れない関係性があるのです。日経平均株価やNYダウなどの株価が為替相場に影響を与えることもあれば、逆に為替相場が株価に影響を与えることもあります。お互いに影響を与え合うその理由にはいくつかありますが、一般的にはその国の株価が上がればその国の経済力も評価されているのと同じですので、株価が上がれば為替も上がりやすいという見方がされています。また日経平均株価で考えた場合、日本株を買うのは日本人だけではないので海外投資家が日本株を売れば同時に円も売られることとなるという理由もあります。

 

経済指標による要因

経済指標(GDPや失業率など)は毎日どこかの国で発表されています。あらかじめ経済指標に対して予想がされており、その数値に対して良かったか悪かったかによって為替相場が変動します。特にアメリカは世界経済の中心といわれているので、アメリカの経済指標は注目を集めます。

 

要人発言による要因

各国政府のトップや財務省、中央銀行幹部など為替相場に強い影響力を持つ人物の発言は、為替変動に大きな影響を与えやすくなります。そのため彼らから今後の経済の見通しや通貨に対する発言があった場合は、今後の金融政策についておおよその推測ができるため結果的に為替変動の要因となることが多いと言えます。特にFRB議長やECB総裁、日銀総裁の発言は特に為替相場に強い影響を与えますので注意が必要です。

 

戦争やテロによる要因

戦争やテロが起きた場合はその国の経済に大きなダメージを与えることとなり得るため、その国の通貨の価値は下落しやすくなります。またその国と密接な関係がある国も戦争に巻き込まれたり、経済に影響がある可能性がでてくるため通貨への影響は飛び火していきます。

 

 

ロスカットとは?

ロスカットとは?

FXは「個人の場合、最大25倍までのレバレッジがかけられる」という特徴がありますが、これは小さな資金で大きな利益を出すことができる反面、ときには損失も大きくなってします可能性があります。
そのようなとき、FXにはある一定の損失が出た場合、これ以上損失が拡大してしまわないように強制的に取引を終了させるルールがあります。それが「ロスカット」です。

 

 

FX会社はロスカットルールで投資家をリスクから守っている

どのような投資でもリスクは必ずあります。むしろリスクがなかった場合、それは投資とは言えないのではないでしょうか。
特にFXの場合は元本保証の金融商品ではないため、為替相場が予想に反した大きな変動があった場合は大きな損失が出ることもあります。
たとえば2007年からのサブプライム・ショックや2008年に起きたリーマン・ショックのように数日で為替レートが10%以上も変動するような状況に直面した場合はどうでしょう。
不幸にも予想は外れ、さらに損切り注文も入れていなかったとなると大切な資金が底をつくこともあるはずです。
そのようなとき、ロスカットは投資家の資金を守るための安全装置として機能し、損失を限定してくれます。
もちろんロスカットである程度の損失を防げたとしても、損失は損失ですので気持ちいいものではありません。投資家の中にはロスカットにネガティブなイメージを持つ人も多いですが、大切な資金を守ってくれる機能としてポジティブな目線で見ることも大切です。

ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、証拠金以上の損失が発生する可能性があります。

 

ロスカットが発動するような取引はしないようにしよう

ロスカットは、各FX会社の定める証拠金維持率を下回った場合に発動します。
もちろんどれだけの損失が出ようとそれを上回る資金を口座に入れておけばロスカットはされませんが、FXに投資できる資金が限られている人にとっては損失を少しでも小さくした方が安全です。
そのような場合は全ての取引に「損切り注文(逆指値注文)」を入れておくことをオススメします。

「ここまでの損失が出たらポジションを自動的に決済する」といったように損切り注文を習慣化することによってリスクを自分でコントロールできるようになり、取引できない時間帯に起きる不測の事態にも備えられます。
特にFX初心者はロスカットに頼ることなく、リスクを上手に管理できるよう心掛けましょう。

 

 

スプレッドとは?

スプレッドとは?

現在ほとんどのFX会社は売買手数料を無料としていますが、それゆえに「FX会社は何で利益を得ているのか」と疑問に思う方もいるかと思います。

FX会社の収入源にはいくつかありますが、実は「スプレッド」というものがFX会社にとって大きな収入源となっています。スプレッドとは「買値と売値の差」のことを指しますが、実質私たちが支払うコストとも言えます。

実際にFXで取引の経験がある方は知っているとは思いますが、FXの為替レートには買値(ASK)と売値(BID)の2種類が存在します。
この買値の売値の差があるため、売買をする上では実際の為替レートとは微妙に異なり、多少不利な値で取引を行うこととなります。

 

 

実際にはスプレッドによる取引コストは安い

スプレッドによる買値と売値の差が

・狭い…取引コストが安い
・広い…取引コストが高い

となりますが、では実際にはスプレッドによって何円分くらいの取引コストがかかるのでしょうか。
たとえば、大手FX会社のGMOクリック証券ですと、ドル円の取引には0.3銭のスプレッドと設定しています。

0.3銭は「1000分の3円」ということになりますが、仮に一般的な1万通貨の取引として考えると、1回の取引コストはたったの30円となります。取引数量にもよりますが、株式投資や外貨預金と比べてFXは圧倒的に取引コストが安い投資と言えます。
この取引コストの安さが、FXの人気の出る理由の1つとなっています。

 

 

スプレッドの幅はFX会社によって異なる

数年前までのスプレッドは、ドル円であれば5~6銭ほどありましたが、現在では0.3~1.0銭ほどになっています。
その背景には、FXが人気になり取引高が増えたことやFX会社の競争が激しくなったなどの理由がありますが、私たちにとっては取引コストが少なくて済む分、取引環境は良くなりました。

国内にはFX会社が数多く存在しますが、設定されているスプレッドの幅は会社それぞれによって異なっています。
FXは売買を繰り返して利益を出していく投資ですので、もちろん取引回数が増えれば増えるほどコストは重要視されます。取引コストは安ければ安いだけ利益は出しやすくなりますので、できるだけスプレッドの狭いFX会社を利用するようにしましょう。

 

 

スワップポイントとは?

スワップポイントとは?

FXは値動きによって利益を出すことを目的とした取引ですが、実はこの値動き以外でも利益を出す方法があります。それがスワップポイントです。
スワップポイントとは通貨を取引することで得られる利息のようなものですが、なんとポジションを持つだけで発生したスワップポイントを毎日自動的に受け取ることができます。
受け取れる金額は日々変動し、さらに各通貨・各FX会社によっても違ってきます。そこでFX会社はスワップポイントの金額を分かりやすくするためスワップカレンダーを作成していますので確認してみてください。

 

 

スワップポイントは通貨ペアによって受け取れる金額が違う

スワップポイントは2国間の通貨の金利差から得られる利益のことを言います。
日本円のような低金利通貨とオーストラリアドルのような高金利通貨の通貨ペアを持つことでその金利の差額を受け取ることができます。1日に受け取れる金額はさほど多くはありませんが、ポジションを持つだけで毎日受け取れると考えると大変魅力的です。

またスワップポイントは、証拠金の金額ではなく実際に取引する金額によって計算されますので、レバレッジをかければかけるだけその分多くの金額が発生することになります。
レバレッジをかけて長期運用される方にとっては多少有利な取引ができるようになります。

 

スワップは受け取るだけではなく支払うケースもある

しかし、その逆にスワップポイントは支払う場合もあるということを忘れてはいけません。
低金利の通貨から高金利の通貨を買うとスワップポイントは受け取れますが、逆に売るとマイナススワップと言ってポジションを長期保有している場合はスワップポイントを払い続けなくてはなりません。

スワップポイントを払い続けるということは長く持てば持つほど取引が多少不利になることとなります。
基本的にはマイナススワップとなる場合は長期保有を避けて短期売買を狙う戦略が一般的です。
ただし少額の低レバレッジで取引をする場合はスワップポイントもわずかとなりますので、さほど気にしなくても問題ありません。

 

スワップポイント発生4パターン

・低金利の通貨で高金利の通貨を買う場合はスワップポイント受け取り
例)日本円/豪ドル(豪ドル円)を買い→プラススワップ

・低金利の通貨で高金利の通貨を売る場合はスワップポイント支払い
例)日本円/豪ドル(豪ドル円)を売り→マイナススワップ

・高金利の通貨で低金利の通貨を買う場合はスワップポイント支払い
例)ユーロ/米ドル(ユーロドル)を買い→マイナススワップ

・高金利の通貨で低金利の通貨を売る場合はスワップポイント受け取り
例)ユーロ/米ドル(ユーロドル)を売り→プラススワップ

※各国通貨の金利によって逆転する可能性もあります。

 

 

レバレッジはFXの最大の魅力

レバレッジはFXの最大の魅力

レバレッジとは、小さな資金を元手にして大きな外貨の取引を行える仕組みのことを言います。

FXでは個人投資家の場合、手元資金の最大25倍までの取引を可能としています。
つまりレバレッジが25倍の取引であれば、4万円の資金を元手に100万円分の外貨を売ったり買ったりできるということになります。

ところが、レバレッジがあるゆえにFXはハイリスク・ハイリターンのギャンブルとして見る人もいます。
ですがそれは大きな勘違いです。

もちろんレバレッジを最大にして何も考えもなしに取引をすれば、それはただのギャンブルとなってしまいますが、レバレッジを戦略的に賢く使うことができればレバレッジはFXを最も効率的な資産運用にする手段になります。

 

 

FXならレバレッジを使って運用効率を大幅にアップできる

資産運用はいかに効率的に資金を運用できるかが重要です。

本来、資産運用は資金が多ければ多いほど効率の良い資産運用ができると言われています。

たとえば投資資金が20億円くらいある人であれば、多くの種類の投資に分散して金利や配当などを狙った方が安全かつ効率的かもしれません。ですが一般の人には20億円どころか、毎日の生活資金とある程度の貯蓄ができるくらいの金額を稼ぐので精一杯という人が多いかと思います。

そうした中、小さな資金でもより効率的な資産運用を求めたい人にとってFXは最適の資産運用と言えるのではないでしょうか。レバレッジを25倍まで利用できるFXのような運用効率の良い資産運用は他にはほとんどありません。

レバレッジはFXの最大の魅力であり、レバレッジがあるからこそFXは人気が出るのです。

 

 

FX初心者は無理してレバレッジを最大にする必要もない

前レバレッジは「FXの最大の魅力」とお伝えしましたが、逆にレバレッジを高めることはリスクを大きくすることでもあります。

つまり、レバレッジをかけると小さな元手で大きな外貨を取引できるようになりますので利益も大きくなりますが、逆に受ける損失も大きくなるということです。

となると経験のないうちから無理してハイリスク・ハイリターンにするのはシ少々無謀なのではないでしょうか。
FX初心者の場合は大きな利益を狙うことよりも、まずはFXに慣れることが最優先かと思います。経験を積んでレバレッジを賢く使えるようになるまでは、5~10倍程度のレバレッジで取引をすることをオススメします。

ただし、FX会社によってはレバレッジを自由に設定できない場合もありますので、口座を開設したときは確認が必要です。

というのも、FX会社は自分で自由にレバレッジの倍率を設定できる場合と証拠金維持率によって自動計算される場合の2種類に分かれます。
自動計算の場合、資金を多く口座に入れていればレバレッジは高くできますが、少ない場合は注意が必要です。

いつでも余裕を持った取引を心掛けるようにして下さい。

 

 

FXで大損する人の共通パターン

FXで大損する人の共通パターン

FXではいつか大損をしかねない非常に危険な考え方を持つ人がいます。

それは「含み益や含み損を損益とは思わない」つまり、ポジションを決済するまでは利益にも損失とも考えない人です。

特にハイレバレッジでFXを取引する場合は致命的な弱点となりますので、十分に注意してください。

 

 

「いつか戻るだろう」は利小損大の典型的パターン

為替相場は一定の範囲内での上下の値動きを継続することも多いため、含み損のポジションを持っていようがいつか戻る可能性も高いのは事実です。

しかし特にレバレッジをかけた取引では、自分の予想した方向とは違う値動きをした場合のリスクがレバレッジをかけた分だけ大きくなってしまうため、もしも「いつか戻るだろう」が叶わなかったときは取り返しのつかないことになってしまいます。

たとえば、レバレッジをかけ利益が出たときだけは決済し、損失が出たときは為替レートが戻るまで保有するとします。その場合は総合的な勝率こそ普段より高くなるものの、1つの損失が大きくなり致命的なダメージを与えてしまいます。

まさに典型的な利小損大のパターンとなります。

FXで安定的な利益を出していく上では原則「損小利大」が重要となってきますので、勝つために決めている売買ルールは絶対破ってはなりません。

特にFX初心者の場合は、利益が出やすい売買ルールを求める人が多いですが、それよりもどんな売買ルールであっても守れるルールを作る方が先決です。1度売買ルールを破ってしますと癖になりやすく、ダムの貯水が決壊したように止まらない損失が出る可能性があります。

FXの損益は含み益、含み損を考慮した時価で計算しなければ絶対に生き残れません。

 

 

負けを取り返そうとするとさらに負ける

FXを取引したことのある人なら全ての人が1度や2度は経験することだとは思いますが、FXは熱くなると不思議と負けます。

これはFXで大損する典型的なパターンであり、癖になるほど何度も繰り返してしまいます。

やはりFXでは「勝ち」より「負け」の方が印象も強く、その精神的ショックから負けを取り返そうと理由のないエントリーをしてしまいがちです。

特にトレンド発生中に「そろそろ天井かな」と思って売り注文した結果、予想とは裏腹にさらに値を上げていった場合、負けを認めることができずにどんどん損失を繰り返してしまうケースが多いようです。特にメンタルをコントロールできないFX初心者の人ほど、普段は冷静な人でもやはり自分の大切なお金がかかっている以上、このような感情的な取引を行ってしまう傾向がありますので注意する必要があります。

 

 

ファンダメンタル分析とは?

ファンダメンタル分析とは?

ファンダメンタル分析とは、景気、物価、金利、物価、経常収支、通貨政策などの為替相場を動かす経済的要因から分析する方法です。

為替相場の大きな方向性を決めるのはファンダメンタルズと言われており、各国が発表する経済指標などから世の中の動きを分析して、為替レートが上がるのか下がるのかを予想することができます。

 

 

ファンダメンタル分析でFXの勝率アップ!

ファンダメンタル分析は、未来の相場を予想するにおいて、大きな流れを見定めるのに向いている分析方法です。

FXでは長期運用や短期運用など、どんなトレードスタイルで取引をする場合でも大きな流れを理解しなければ勝つことはできません。

もちろんタイミングによっては偶然勝てることはあるとは思いますが、FXで安定して利益を出していくためにはファンダメンタル分析で大きな流れに沿ったトレードをしていく必要があります。
しかしファンダメンタル分析は難しいという理由で敬遠されがちではありますが、FXではその国の経済動向をある程度は理解したうえで値動きを予想することが勝率アップに繋がります。

また、ファンダメンタル分析を知ることはリスク管理にも役立ちます。
為替相場は経済動向によって突然大きく変動することもあります。

値動きに影響がありそうな経済指標やニュースがあるタイミングを知っているか知らないかでは大きな差になりますので注意しましょう。

 

 

ファンダメンタル分析にも弱点がある

「通貨は国力を表す」と言われるように、為替を予想する上でファンダメンタルはとても重要です。
ですがFXを取引する上でファンダメンタル分析は万能というわけではありません。

実際にファンダメンタル分析を使って取引をしてみるとすぐに気が付くとは思いますが、ファンダメンタル分析には決定的な弱点が存在します。
というのも、ファンダメンタル分析はその国の経済動向をもとに予想をしますが、テレビやインターネットの情報はタイムラグがあり、新しい情報が入った時点ですでに相場は動いてしまっている場合が多いです。

そのためファンダメンタル分析のみでの判断では、為替相場の動きについていけないこともあります。
しかし、だからといってFXで取引する上でファンダメンタル分析を軽視することは危険です。

事実、為替相場は経済的要因によって変動しておりますので、特に長期運用を考えている人は値動きを予想する際の重要な判断材料となります。

もしもファンダメンタル分析が苦手、もしくは抵抗があるという場合でも経済指標や経済動向が為替相場にどのような影響を与えるかだけでも理解できるようにしておきましょう。

 

 

テクニカル分析とは?

テクニカル分析とは?

テクニカル分析とは、替チャートを使って過去の値動きの傾向をもとに分析する方法です。

基本的に直近の値動きから分析しますので、短期的な取引をする人に向いているという特徴があります。
特に1日の中で何度も売買を繰り返すような「スキャルピングトレード」を考えている人には必須の分析方法となります。

またFXは安いときに買って高いときに売る、もしくは高いときに売って安いときに買い戻すのが基本的な利益の取り方ですが、FX会社のチャートにはその売買のタイミングを教えてくれる多種類の分析機能(テクニカル指標)があらかじめ備わっています。

実際に取引をする場合は、多種類のテクニカル指標の中から自身のトレードスタイルに適したものを選び、チャートに追加して値動きを予想します。

 

 

テクニカル指標の代表的な3種類

・トレンド系テクニカル指標

基本的に相場の方向感を示すテクニカル指標です。現在トレンドが発生しているのか、そのトレンドはどのくらいの勢いがあるのか、またそのトレンドは上昇中なのか下降中なのかなどが判断できます。トレンドが発生しているときは「順張り」で利益が生まれやすいので狙い目です。

 

オシレータ系テクニカル指標

基本的に現在の相場が「買われすぎか売られすぎか」を判断します。多くの場合「逆張り」で利用されることの多いテクニカル指標です。しかしトレンド発生時はこのテクニカル指標は役に立たないという欠点もあり過信は禁物です。

 

・サイクル分析

過去の値動きから分析し、一定のパターンを見つけることによって今後の値動きを予想することを目的としています。現在の為替相場の全体像を理解するためにも有効で、種類によってはサイクル分析以外にも様々な使い方ができます。

 

 

テクニカル分析で勝てようになるには

テクニカル分析はいくつかのテクニカル指標を使って今後の為替レートを予想することとなりますが、最終的な売買は他の誰でもなく自分自身で決めなければなりません。

しかしどのようなテクニカル指標でも必ず利益が出るといった保証はなく、あくまでも過去の値動きから計算されたデータに過ぎないのです。このことを十分に理解したうえで、どのテクニカル指標を参考にするか、またどういった場面になれば売買を判断するかがとても大事になってきます。

そこでテクニカル分析を使って勝つためには、自分自身の売買判断を明確にする必要があります。
ようするに「この場面になったら買い!」などと自分自身の売買ルールを作ることが必要となるということです。

また相場の展開によって相性の良いテクニカル指標は存在しますので、勝率の高い取引を機械的に行うことが、テクニカル分析を有効に活用できる王道の方法になります。

そしてやがてテクニカル分析が理解できるようになってきたら、1つのテクニカル指標に偏らず、いくつかのテクニカル指標を使って為替チャートを様々な視点から分析できるようにしましょう。